今日も事務所で人事制度の設計案をひたひたと考え中です。
人事制度は、存在する会社の分だけ多種多様なものですが
コンサルティングしながら僕がいつも心がけていることがあります。
それは極力シンプルな内容にするということです。
社長や会社のプロジェクトチームと打ち合わせしながら
スキーム案を練っていきますが、話が盛り上がってきて
あれも評価したい、これも採用したい、ここははずせない・・
といった具合に多くの要素や仕組みを反映したくなってしまうものです。
でも、大切なのは制度として導入するだけでなく、しっかりと運用できるかどうか
という視点から考えていくことだと思います。
なので、設計段階ではたくさんのアイディアや面白い仕組みが出てきても、
いざ運用ということを考えたら
・・・・ちょっと難しいね
なんてことにもよくなります。
特に初めて人事制度を設計する場合は、会社の現状をよく理解して、
極力シンプルな形で運用できる程度のものをゴールのイメージに
することが肝要だと思います。
たとえいいもの(会社・社員双方にとって成長を期待できる人事制度)であっても
複雑すぎて、運用できなかったらまったくもって意味がないですもんね。
そういう意味から人事制度の仕事は、会社が求める重要なエッセンスを
いかにシンプルに表現できるかのお手伝いだと思います。
シンプルな料理って毎日食べても意外と飽きないですよね。
僕が考えているのはそんなイメージの人事制度です。