2008年1月 のアーカイブ

ダンス・ダンス・ダンス

カテゴリー: ブログ

2008年1月31日


社会保険労務士として開業して、今日でちょうど2年目に入りました。

この道で独立しようと考えたのは5年ほど前。

思えば、5年前に5年後の今の自分の姿を明確にイメージ

できていたかというと・・全然そんなことはありませんでした。

ただ、ひとつ言えるのは、この道で独立すると決めた時点で

すべての意思決定はその方向に向き始めたということです。

人生は選択の連続であり、その結果である。

その時その時の選択が、果たして正しいのかどうか、

そんなことはその時点では決してわかりません。

短い時間に限ってみれば、上手くいったと思うこともあるし

失敗したと感じるときもあるでしょう。

しかし、ひとつ普遍的なものがあるとすれば、それは過去から

未来にかけての時間を俯瞰したときに映るその未来の姿というのは、

すべて過去において自分が選択した結果の産物だということです。

重要なのは、今自分が思うこと、感じること、やってみたいこと

そういう内発的なベクトルが示すものがあれば、その方向に向かって

『実際に』動いてみるという姿勢であり、選択をするということです。

僕は5年前にそう決めたから、そのための選択を続けてきました。

その結果、今こうやって5年後の自分の姿があるのだと思います。

人間面白いことに、たとえちょっとばかり遠回りすることになったとしても、

その選択があったお陰で今があるんだと思えるものです。

学生の頃、村上春樹の小説が好きでよく読みました。

中でも「ダンス・ダンス・ダンス」は何度も読んだ記憶があります。

最近になってこのダンスという言葉は、人生の本質だと思うようになりました。

ダンス=選択

ダンスは紛れもなく自分自身の意志であり、他人に帰依するものではありません。

ダンスし続けるということは、選択し続けるということです。

妙にしっくりくる感があるのは僕だけでしょうか・・・。

今年も未来に繋がるたくさんの「ダンス」がある年だと思います。

役割

カテゴリー: ブログ

2008年1月31日


今日は朝から仕事の関係で都庁に行ってきました。

ふと、30階から見下ろす西新宿一帯の風景をパシャリ。

目の前に見えるのがパークハイアット。

とても凛々しく映ってます・・・はい。。

ついでに地上からも・・・パシャリ

都庁ってなんでこんなに高いんだろう・・って来るたびにいつも思います。

天高くそびえたつとはまさにこの光景ですね。

そして一度事務所へ戻るため、地下鉄で神保町へ。

気付いたらすでにお昼過ぎ。


そこで、今日は神保町駅近くの『キッチン南海』でランチ。

このお店は、超がつく有名店で値段もボリュームも味も

すべてにおいて訪れた人を満足させてくれるお店です。

お店の前はいつも行列。

このお店カツカレーが有名ですが、今日はヒラメフライとしょうが焼きを頼みました。

また、このお店の凄いところは店員さんの動きです。

毎日行列ができるほどお客さんが後を絶たないお店なので

それこそランチ時はすごいことになります。

しかし、お店の人の動きを観察していると、全く無駄も隙もありません。

揚げ方、焼き方、盛り方、オーダー管理、フロア 

すべてのスタッフが各々の役割を「素早く」、「確実に」、

しかも「親切丁寧に」遂行しています。

まさに芸術的な連携プレーといった感じです。

もちろん、腕も確かな熟練のスタッフであることはわかりますが

ランチ時のあれだけ混雑したお店をミスひとつなく完璧に切り盛りしている

光景を見て、毎回感動すら覚えます。

僕が思うに、各々に与えられた役割(ミッション)に徹して、それを完璧に

遂行することがどれだけ高い生産性をもたらすかということを実証している

リアルな現場だということです。

このことは組織でも全く同じです。

個人が自分の役割を認識し、その役割を徹底して遂行していく。

そして、一人一人の完璧なまでの役割遂行の連鎖が、結果として業績につながる。

当たり前ですが、これができている組織は強いと思います。

お腹を満たすだけでなく、『役割』の持つ重要性までも再認識させてくれる

とってもすごいお店だなぁといつもいつも感心しています。

行ったことがない方は是非一度お勧めします。。

HOTEI &The wonderers

カテゴリー: ブログ

2008年1月29日


昨日は川口LILIAであの『スーパーギタリスト布袋寅秦』のライブを観てきました。

僕の青春時代(中学・高校時代)は、なんといってもBOOWYの存在なしでは

語れないくらいBOOWYが最高潮にかっこよかった時代です。

BOOWYの再結成をいつか夢見て、実は今日まで布袋さんのライブに足を

運んできませんでしたが、ついに生で聞いてきました。

BOOWY時代の圧倒的なイメージで時間が止まっている部分・・は差し引いても

とてもカッコいい!!の一言に尽きる・・・そんな感じでした。

ギターのテクニック、パフォーマンスは当たり前ですが何よりも

その存在力がめちゃめちゃ際立っていて、オーラ出まくりでした。。。

そしてそして、僕ら世代(BOOWYファン)に贈ってくれたプレゼント??なのか

いきなりギターをあの布袋モデルにチェンジしたと思ったら

おっと・・・

これは・・・・・・・・・・・聞いたことがあるイントロだぞ!!!

まさか~!!!!!!

なんとビックリBOOWYの曲を2曲も披露してくれました。

何の曲かはここではナイショにしておきます。。。m(u_u)m)

今までCDでしか聞いたことがなかった曲・・・

青春時代に毎日聴いていた曲・・・

突然の出来事に興奮と郷愁が入り混じった感じでかなりやられました!

そして、そんなBOOWYの曲を2曲も披露してくれたことにとても大きな意味を

感じてしまいました。

それに今回のツアーメンバーに参加していたミュージシャンもまたすごくて

BLANKEY JET CITYの中村達也さんも強烈な存在感を出していました。

こういう非日常体験は何に増しても次の仕事のエネルギー源になります。

これだけパワーをもらったからには頑張るぞ~

それにしてもカッコよかったなぁ・・・布袋さん。。

岡田JAPAN再び

カテゴリー: サッカー

2008年1月27日


今日はオシムジャパンの後を引き継いだニュー岡田ジャパンの初陣でした。

岡田監督はいわずとも98年フランス大会の代表監督として加茂監督の後を継いで

日本代表を指揮した経験のある人です。

その岡田監督の代表監督就任の初陣、非常に楽しみに今日のチリ戦を観戦しました。

気になる結果は・・・・・ドロー。。。

オシム監督が目指していた戦術の確認と岡田監督のイメージの確認などで

その調整期間としては短いという事もあってか個々のメンバーもまだまだの

出来という印象でした。

しかし来月から2010年のワールドカップ予選も始るので今日の試合内容で

抽出された課題をどこまで修正できるかが肝だと思います。

個人的にはやはり高原選手には期待したいところです。

彼には日本人ストライカーとしては稀有な安定感と経験があります。

今年は浦和レッズに入団し、数年ぶりにJリーグでプレーすることになりましたが

試合感覚と得点感覚を維持するには絶好の機会だと思います。

やはり日本代表の永年の課題である得点力、決定力の弱さを

高原選手に払拭してもらいたいと思います。

とにかくシュートで終わる、そんなシーンが多い試合を数多く期待したいですね。

僕は今年からすでにワールドカップモードに突入ですサッカー

頑張れサムライブルー!!

マネージャー

カテゴリー: ビジネス

2008年1月26日


今日は人事コンサルタントとして、管理職研修や考課者研修などで

必ず話す「マネージャーの役割」について。

マネージャーという言葉は、最近では日本でも普通に使われている言葉です。

日本語風にいえば、管理者、役職者、部長・・・といった感じでしょうか。。

日本では『管理職』なんて言葉が一般的に浸透していますが、

要はマネージャーのことだと思います。

日本はどうも『管理』という言葉が好きなのか?あるいは便利なのか・・?

昔からいろんな場面で使われています。

さて、ここで少し考えたいのですが『管理者』という言葉の響きが持っている

イメージってどんな感じでしょうかね?

「部下を持っている人=部下を管理する人」

「口うるさい人=あれやれこれやれと指示が細かい人」

「責任感・決断力のある人=リーダー」

まぁ・・いろんなイメージがあると思いますが

実は『マネージャー』という言葉の意味は違うところにあるのです。

「マネージャー=manager」とはもともと英語のmanageからきています。

この言葉、「管理する」という意味もありますがそれ以外にも

「なんとかして~する」、「~をどうにかこうにか成し遂げる」という意味があります。

僕が考えるマネージャー(管理者)のあるべき姿はまさにこれだ!と思っています。

「現状はこうだけど・・なんとかして(部下や周りの人間を巻き込んで)成果を出せる人」

「目標と現状の間にあるギャップを埋めるために必要な取組みや施策を考え、

その取組みや施策を他人に伝え行動させることができる人」

英語ってすごい論理的ですよね。実にわかりやすい!

日本語で管理者というとどうしても「人(部下)を管理する」ことがメインタスク的な

イメージになりがちですが、全然的外れなんだろうなと感じてしまいます。

そうではなく、なぜ管理するのかという視点や目的が理解できていないと

管理者としての役割を果たすことなんてできないと思います。

ズバリ、マネージャーとは、常に未来に目を向けて、行動できる人ですね。

未来に向けた活動プロセスがマネージャーの本質的な役割であり姿だと思います。

ですので、「管理職」の人は、これからは「なんとかする職」のマインドで

頑張ってもらいたいと思います。。(笑)

改正パートタイマー法

カテゴリー: 人事トピックス

2008年1月24日


近年、労働関連法の変化や動きが活発になってきています。

今後はこのブログでも、タイミングを見計らって取り上げていきたいと思います。

さてさて、そんな中、今年4月1日から改正パートタイマー法が施行されます。

今回の法改正の大きなポイントとしては

①正社員との格差是正・均等待遇の徹底

②正社員への転換促進

①については、仕事内容やその責任度・困難度が

正社員と同じような仕事に就いているパートタイマーについて

正社員と同様の処遇措置をとること。

②については、パートタイマーが従事していた仕事のポストで

新しく外部から正社員を募集・採用する際に、もともと勤務している

パートタイマーに社員としての登用の機会を与えるなどの措置を

とること。

特筆すべきは、これらの内容が義務化されたという点です。

これまで、いわゆるパートタイマー等の非正規社員は柔軟な経営資源として

企業経営上なくてはならない存在として活用されてきた一方で、

その地位や待遇は、正社員と比べて不安定なものでもありました。

今回の法改正で義務化されたことで、今後パートタイマー等の

非正規社員を多く活用している業種・業態ではパートタイマーの

人事・労務管理に大きな影響が出てくることが予想されます。

場合によっては大きなリスクに発展することも考えられますので

パートタイマーを多く活用している企業にとっては、何らかの対策を

検討してみる必要があると思います。

みなさんの会社は大丈夫ですか・・・?

変身

カテゴリー: 映画

2008年1月21日


映画「トランスフォーマー」のDVD購入しちゃいました。

この映画は、昨年夏に上映された作品ですが、映画館での上映当時に

なんとなんと3回も足を運んでしまった作品なのです・・・。

僕はたとえ映画館で観たとしても好きな作品や昔の名画は、気が向いたら

DVDで購入するようにしています。


このトランスフォーマーですが、もともと日本のタカラが玩具を製作して、

アメリカでアニメ化されて大人気になった日米合作の作品です。

なので、内容は子供向けまたは当時子供だった今の大人向けの勧善懲悪的な

わかりやすい作品です。

アニメや漫画の実写版というのは、多かれ少なかれ期待を裏切るような出来に

なるのが一般的ですが、この映画は本当によくできていて、エンタテインメント

作品としてハリウッドの技術の粋を集合させた作品に仕上がっています。

製作:S.スピルバーグ 監督:マイケル・ベイ

スピルバーグはともかくとして、マイケル・ベイは売れっ子監督の一人です。

これまでは、これまた売れっ子のジェリー・ブラッカイマーと組むことが多かった

のですが今回は巨匠スピルバーグとのタッグでした。

さておき、実写版では、とにかくあの変身(トランスフォーム)シーンをどうやって

表現するのかなというのが一番気になったのですが、いや~今の技術は凄いですね・・・。

もうほとんどワンカットでズバ・・ズババ・・・ガチャーン・・・ウィーン・・ガシャーン・・。

VFX技術とやらで、本当に変身しているような感じでした。

かの有名なコンボイ(オプティマス・プライム)をはじめ戦車、戦闘機、パトカーなど

たくさんの乗り物の変身シーンが出てきて、子供の頃をなつかしく思い出させてくれました(笑)

中でも最後の30分のロボットたちの戦いは早いのなんの・・画面の動きに目が追いつきません。

観てる人は何が起きているのかわからないんじゃないかと思うくらいの超高速展開ムービーです。

でも、実写版としては、かなりの高得点作品だと思います。

寒波

カテゴリー: ブログ

2008年1月17日


寒い・・・寒すぎる。

ここ最近の寒さには参ってます。

そんな中、今日は朝から出っぱなしで、事務所に戻れたのは夕方真っ暗になってから汗

さすがに1日3社も訪問すると疲れているのか少し思考能力が低下してるのがよくわかります。

ましてこの寒風吹き荒れる都会を歩いてるだけでも寒さと戦っているようなものです。

とはいうものの、やはりお客様と会って話をしているのは何よりも楽しい時間です。

そんな中、今日も1件、新規で契約がとれました。

最近は有難いことに新しいお客様とのご縁に恵まれているなと感じています。

明日は就業規則を整備しているお客様を訪問します。

その会社の社長も担当者もいつも積極的に意見を出して協力してくれます。

いい会社にしたいというが想いが毎回ビシビシと伝わってきます。

だから、お客様の気持ち以上のものを提案できるよう頑張らないといけません。

まだ準備があるので、これからもうひと踏ん張りです。

ビスポーク職人

カテゴリー: 人事

2008年1月16日


『ビスポーク』とはスーツや靴などのジャンルで、既製品ではなく、

オーダーメードで製作されたモノのことの。

ファッションにちょっとうるさい人であれば、一度は聞いたことがあると思います。

既成のスーツや靴はいわば規格品で、ビスポークは、その人のためだけに

存在するオンリーワンの製品だと言えます。

人事コンサルティングの仕事は、例えるならビスポークです。

というよりも、『ビスポーク』でなければならないと考えています。

当たり前ですが、いくら業種業態が同じであっても、規模や組織風土や内情などが

2つとして同じという会社はありません。

である以上、全ての会社に共通する手法などは存在しないのです。

ビスポーク職人は、その人にしか適さないジャストのものを完璧に製作します。

例えば、靴なんかでは、サイズや足型だけでなく、魚の目やマメの場所まで計測します。

人間の足は、ほとんどの人が左右対称に出来ていないので、その作業を両方の足で行います。

その後で、木型(ラスト)やデザイン、革の種類なんかを選んでいきます。

そのような工程を経て時間をかけて、ようやくオンリーワンの製品に仕上がります。

そして、実際に履くことで靴に息吹を吹き込み、馴染ませ、完全に自分のものにしていきます。

人事コンサルティングの仕事も全く同じです。

会社ごとの現状を把握して、課題や問題を抽出します。

その後に最適な提案を行い、試行錯誤しながら独自の仕組みを構築していきます。

そして、実際に運用してみて、修正を加えながら馴染ませ、その会社独自のものにしていくのです。

そうして出来上がった人事の仕組みは、完全オリジナルのものです。

そう、人事コンサルタントとは、言ってみれば『人事職人』のことなのです・・・。

これからも、自分の仕事はビスポーク職人と同じなんだということを忘れないで

日々の業務に臨んでいきたいと思います。

リーダー

カテゴリー: ブログ

2008年1月13日


久しぶりにお気に入りの本を読み返しました。

塩野七生 「ローマ人の物語」


古代ローマ人の壮大な歴史と日々の諸行を

綴ったとても素晴らしい本です。

塩野先生のライフワークとして、十数年かけて

執筆・刊行された偉大な作品だと思います。

僕自身、ローマ時代の話が大好きで、この本とは大学時代からの付き合いです。

個人的には共和制末期~帝政初期の激動の時代が一番好きです。

この本には、それこそたくさんのローマ人が登場しますが

ユリウス・カエサルを超える人は出てきません。

ユリウス・カエサル・・・英語名ではジュリアス・シーザー

このユリウス・カエサルという人は、実に多くの偉大な諸行を成し遂げた人ですが

中でも今の西ヨーロッパの原型を形作った人なんです。

ドイツの歴史家モムゼンは、「ローマが生んだ唯一の創造的天才と言っています。

多分今でも世界でNo.3に入る人気がある歴史上の偉人だと思います。

その魅力はここだけでは書ききれないので、また別の機会に触れていきます。

さておき塩野先生の描くユリウス・カエサルは最高です!

カエサルの持つ「人間力」というものを存分に伝えてくれます。

また、このカエサルを読んでいると、いつも「リーダーの資質」について

考えさせられてしまいます。

こんな人が組織のリーダーにいたらきっとすごい会社になるだろうな・・・とか

ていうか、部下として是非使ってほしいと懇願するだろうな・・・とか

先見性、政治力、決断力、軍事的才能、知力、コミュニケーション力、

カリスマ性、表現力・・・どの能力をとっても完璧です。

自らの理念を掲げ、明確なビジョンを示し、部下を上手に使う。

本を読んでいるだけでもやられたラブラブ!・・・って感じを受けるような人ですよ!

当時、実際に部下として働いていた人もきっと同じように感じていたと思います。

ユリウス・カエサルには、まさにリーダーに必要な資質が完璧に備わっています。

まさしくリーダーそのものです。

「組織はリーダーの良し悪しで決まる」

これは間違いないことだと思います。

経営者や人事の仕事をする人にとっては、そこらへんの経営本やビジネス本を

読むよりも先人の生き方や考え方を学ぶ方がよっぽど価値があるように思えます。

後世のわれわれが、歴史の恩恵を享受できるのは、多くはそのような場合ではないでしょうか。