今日、車を運転しているときにラジオを聴いていたら、
J-waveの番組にピザ職人で世界的に有名なあの
山本尚徳さんがゲストで出ていました。
過去ニュースにもなっているのでご存知の方も
多いかと思います。
山本さんは、イタリア・ナポリのピッツァ協会である
『マルゲリータ・レジーナ協会』主催の世界ピッツァ選手権で
昨年、一昨年と2年連続で総合優勝を果たすという快挙を
達成された方です。
地元の郷土愛が非常に強いと言われているあの
イタリア・ナポリで開催されるピッツァの世界選手権で
日本人が優勝するということがどれだけ凄いのか・・
ちょっと想像できないくらいです。
ラジオを聴きながら、う~んこの人は本当に凄いなと
心底驚嘆してしまいました。
で、どのくらいすごいことなのか・・ナポリのピッツァを
日本の寿司に置き換えてちょっと考えてみました。。
たとえていえば(適当かどうかは別として)、もし東京で
世界寿司職人選手権的なコンテストが開催されたとして
その優勝者が日本人ではなく、寿司文化の歴史が浅い
外国人が優勝したとしたら、凄いことですよね。
なんとなくそんなイメージに映るのですが・・
それほどこの山本さんの偉業は尊敬に値します。
現在、青山のピッツァリア・トラットリア・ナプレという
お店で美味しいピッツァを焼いているそうです。
今度、是非とも一度訪れてみたいと思います。
さて、そんなラジオを聞いていて、昔大学の卒業旅行で
サッカー好きの友人と2週間ほどイタリアに行った時のことを思い出しました。
今からちょうど10年前の話です。
その日は、友人とは別行動の日で、僕はポンペイ遺跡を
訪れるため、一人でローマからナポリに向かいました。
ナポリからポンペイ行きのローカル線に乗り換えるまで
ちょっと時間があったので、ナポリを散策しようと思い
駅の周りを一人でブラブラしてました。
ふいに小腹も減っていたので、「ナポリといえばピッツァ!」ということで
近くのピッツェリアに入り、定番のマルゲリータを注文しました。
「Pizza Margherita per favore!」
注文からわずか数分で出てきたので、その速さにも
驚かされましたが、そのピッツァの美味しさの衝撃は
今でも鮮明に覚えています。
え~!ナポリの人って毎日こんな美味しいピッツァ食べてんの!
ってな感じで一人でブツブツ言いながら食べてたと思います。。
それくらい、そのお店のピッツァは感動的で衝撃的でした。
そしたら日本人が珍しかったのでしょうか・・
お店の人が近寄ってきて「buono?」て聞いてきたので、
めちゃめちゃ感動していた僕は「Molt buono! buonissimo!」
と、精一杯のイタリア語で返しました。。
そのときのお店の人が向けてくれた最高の笑顔は
今でも忘れられません。
またいつか、本場ナポリのピッツァを食べに訪れたいな・・
J-waveで山本さんご自身のナポリでの修行話を聞きながら
懐かしい思い出と美味しいピッツァと陽気なナポリの街並みを
思い浮かべて家路につきました。