2009年2月28日 のアーカイブ

ナポリとピッツァと日本人

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2009年2月28日


今日、車を運転しているときにラジオを聴いていたら、

J-waveの番組にピザ職人で世界的に有名なあの

山本尚徳さんがゲストで出ていました。

 

過去ニュースにもなっているのでご存知の方も

多いかと思います。

 

山本さんは、イタリア・ナポリのピッツァ協会である

『マルゲリータ・レジーナ協会』主催の世界ピッツァ選手権で

昨年、一昨年と2年連続で総合優勝を果たすという快挙を

達成された方です。

 

地元の郷土愛が非常に強いと言われているあの

イタリア・ナポリで開催されるピッツァの世界選手権で

日本人が優勝するということがどれだけ凄いのか・・

ちょっと想像できないくらいです。

 

ラジオを聴きながら、う~んこの人は本当に凄いなと

心底驚嘆してしまいました。

 

で、どのくらいすごいことなのか・・ナポリのピッツァを

日本の寿司に置き換えてちょっと考えてみました。。

 

たとえていえば(適当かどうかは別として)、もし東京で

世界寿司職人選手権的なコンテストが開催されたとして

その優勝者が日本人ではなく、寿司文化の歴史が浅い

外国人が優勝したとしたら、凄いことですよね。

 

なんとなくそんなイメージに映るのですが・・

それほどこの山本さんの偉業は尊敬に値します。

 

現在、青山のピッツァリア・トラットリア・ナプレという

お店で美味しいピッツァを焼いているそうです。

今度、是非とも一度訪れてみたいと思います。

さて、そんなラジオを聞いていて、昔大学の卒業旅行で

サッカー好きの友人と2週間ほどイタリアに行った時のことを思い出しました。

今からちょうど10年前の話です。

 

その日は、友人とは別行動の日で、僕はポンペイ遺跡を

訪れるため、一人でローマからナポリに向かいました。

 

ナポリからポンペイ行きのローカル線に乗り換えるまで

ちょっと時間があったので、ナポリを散策しようと思い

駅の周りを一人でブラブラしてました。

 

ふいに小腹も減っていたので、「ナポリといえばピッツァ!」ということで

近くのピッツェリアに入り、定番のマルゲリータを注文しました。

 

Pizza Margherita per favore!」

 

注文からわずか数分で出てきたので、その速さにも

驚かされましたが、そのピッツァの美味しさの衝撃は

今でも鮮明に覚えています。

 

え~!ナポリの人って毎日こんな美味しいピッツァ食べてんの!

ってな感じで一人でブツブツ言いながら食べてたと思います。。

それくらい、そのお店のピッツァは感動的で衝撃的でした。

 

そしたら日本人が珍しかったのでしょうか・・

お店の人が近寄ってきて「buono?」て聞いてきたので、

めちゃめちゃ感動していた僕は「Molt buono! buonissimo!」

と、精一杯のイタリア語で返しました。。

 

そのときのお店の人が向けてくれた最高の笑顔は

今でも忘れられません。

またいつか、本場ナポリのピッツァを食べに訪れたいな・・

 

J-waveで山本さんご自身のナポリでの修行話を聞きながら

懐かしい思い出と美味しいピッツァと陽気なナポリの街並みを

思い浮かべて家路につきました。