近年、労働関連法の変化や動きが活発になってきています。
今後はこのブログでも、タイミングを見計らって取り上げていきたいと思います。
さてさて、そんな中、今年4月1日から改正パートタイマー法が施行されます。
今回の法改正の大きなポイントとしては
①正社員との格差是正・均等待遇の徹底
②正社員への転換促進
①については、仕事内容やその責任度・困難度が
正社員と同じような仕事に就いているパートタイマーについて
正社員と同様の処遇措置をとること。
②については、パートタイマーが従事していた仕事のポストで
新しく外部から正社員を募集・採用する際に、もともと勤務している
パートタイマーに社員としての登用の機会を与えるなどの措置を
とること。
特筆すべきは、これらの内容が義務化されたという点です。
これまで、いわゆるパートタイマー等の非正規社員は柔軟な経営資源として
企業経営上なくてはならない存在として活用されてきた一方で、
その地位や待遇は、正社員と比べて不安定なものでもありました。
今回の法改正で義務化されたことで、今後パートタイマー等の
非正規社員を多く活用している業種・業態ではパートタイマーの
人事・労務管理に大きな影響が出てくることが予想されます。
場合によっては大きなリスクに発展することも考えられますので
パートタイマーを多く活用している企業にとっては、何らかの対策を
検討してみる必要があると思います。
みなさんの会社は大丈夫ですか・・・?