ビジョン

カテゴリー: ビジネス

2008年3月22日


最近事業ビジョンというものについてよく考えます。

このビジョンですが、経営理念と似て非なるものです。

経営理念は経営者の事業そのものに対する考え方や存在価値を

端的に表現したもので、基本的には普遍的なものだと思います。

一方、ビジョンは、事業の将来的な姿を表現した言葉で

いってみれば長期的な目標だと言えます。

ビジョンの表現方法はいろいろありますがだいたい

次の視点から表現している企業が多いと思います。

①売上規模・数値指標で表現する

②市場ポジションやシェアで表現する

③会社と人との関係で表現する

特に3つ目の会社と人との関係で述べるビジョンは

掲げるのは簡単ですが、どういう状態になったら

ビジョンを達成したのか判断するのが難しいともいえます。

しかし、ビジョンについて考えるときにいつも思うのは

この3番目の会社と人との関係で表現してあるビジョンが

一番心に響くということです。

尊敬する渡邉美樹社長が経営するワタミフードサービスでは

ワタミグループのスローガンとして

「地球上で一番たくさんのありがとうを集めるグループになろう」

というビジョンを掲げています。

これははっきりいってゴールがありません。

なぜならビジョンの達成状態を明確に図れないからです。

だけど一番心が惹かれるし、定量的なビジョンよりも

壮大でチャレンジングな精神を感じさせる内容です。

ビジョンは経営者の夢を表現したものです。

どれだけ大きな夢を持っているかがビジョンで表現されます。

なので経営者の掲げるビジョン=夢の実現に少しでも

貢献できるよう日々奮闘していきたいと思っています。