顧客の顧客

カテゴリー: ブログ

2008年7月30日


7月も気づいたら明日で終わり。

毎日酷暑と不安定な天気が続いていますが、

体調だけはしっかり管理しないとダメですね。

今月もたくさんの会社とのご縁に恵まれました。

本当に有難いことです。

多くの人に支えられているという感謝の念を忘れずに

仕事の質とスピードで応えていきたいと思います。

ところで、最近、できる社員と普通の社員の違いについて

よく考えます。

できる社員というのは、総じて会社への貢献度も高く、

顧客や同僚からの信頼も厚い。

まさに、会社にとって重宝すべき人材です。

で、どこが違うのか考えてみた結果

できる社員は、視点が違うのではということに気付きました。

キーワードは「顧客の顧客」

できる社員は、仕事を進めていく上で、常に顧客の顧客を

見て、考えて、行動しているように思います。

「顧客の視点で考える」とはよくいいますが

「顧客の顧客」まで俯瞰したものの見方ができる人は

相当強いと思います。

顧客利益の最大化とは、自らの仕事が自分の顧客の顧客にとって

どういう関係があるのか、どういう効果をもたらすのかという所まで

真剣に考えてはじめて実現できるような気がします。

では、社労士にとっての顧客の顧客は誰か?

会社の社長を顧客と考えれば、僕は顧客の顧客は

その会社の従業員だと思います。

社労士は、企業のトップが直接的顧客(顔の見える顧客)になりますが

やはりその会社の従業員のことを真剣に考えて初めて満足いく仕事が

できると思います。

会社(社長)にとって、従業員は貴重な労働力を提供してくれる

顧客という位置づけでも考えることができると思います。

ドラッカーは、経営の目的は「顧客の創造と維持」にあると言っています。

であれば、企業は、収益をもたらしくれる外の顧客だけなく、

内なる顧客である従業員の創造と維持にも目を向ける必要があるということです。

ドラッカーのいう「顧客の創造と維持」という言葉の意味

実に奥深いなと感じています。