残念・・五輪サッカー代表

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2008年8月11日


今日のナイジェリア戦に敗れたことで

日本の予選敗退が決まった。

初戦のアメリカ戦で勝ち点3を獲れなかったのが

非常に悔やまれる。

これでアテネに続いて2大会連続での

予選敗退になってしまった。

マスコミは、シドニー世代と比べてアテネ世代や

今回の北京世代を「谷間の世代」と称している。

結果を出すことが最大の成果とされるスポーツの世界で

求められる結果を出せていないからそう呼ばれているのだろう。

本当に「谷間の世代」であるかどうかは、数年経ってみないと

わからないとしても、シドニー世代と比べて今の世代に確実に

不足しているものがあると思う。

それは、技術とリーダーシップを兼ね備えた精神的支柱の存在だ。

今の世代にも、そこそこ上手い選手はたくさんいる。

が、広い視野をもち、一瞬の閃きとセンスで局面を打開でき、

チームの精神的支柱となる選手はいない気がする。

シドニー世代では、中田や中村俊輔が牽引役として

明らかにチームに欠かせない存在となっていた。

当時の代表は、誰がチームの軸なのか明快だった。

しかし、今の世代は軸となる選手が見当たらない。

よくいえば、全員がそこそこできるのでフラットな

チームになってしまっている。

過去、素晴らしい業績と結果を出したことのある国には、

必ずといっていいほど軸となるスター選手がいたように思う。

サッカーは、世代交代が上手くいっている国とそうでない国とでは

数年~数十年単位で結果に差が出てくるスポーツでもある。

今の北京世代が、これからの日本サッカーを牽引していくことは

間違いないだろう。

いつの時代か「谷間の世代」と呼ばれないためにも

是非とも今後の奮起に期待したい。