昨日はあるベンチャー企業の役員から人事部の年間計画を
一緒に見てほしいと言われその打合わせに同席してきました。
人事担当役員と部長と3人で打ち合わせをしましたが
渡された資料を見ても、かなり入念に事前準備した様子が
感じとれるほど、明確なビジョンが表現されていました。
大手企業の人事部と違ってベンチャー企業の人事部の場合
採用活動や目前にある日々の業務に追われてしまい
年間計画を策定して実行していくことが難しいとよく聞きます。
これまでの経験からもベンチャー企業なんかでは
人的資源を有効に活用するための施策や取り組みは
ついつい後回しになってしまう社長さんも少なくありませんでした。
しかし、昨日の会社は成長途上にあるベンチャー企業そのものですが
人にフォーカスした取組みや制度として整備すべき内容の洗い出しと
優先順位付けをしっかりと行い人事部としての年間のビジョンを明確にしていました。
創業間もない頃は、資金やサービス商材などまさしく今すぐに必要な
経営資源の確保と安定にばかり注意が向いてしまいますが、
実際問題これは仕方のないことだと思います。
だけど、伸びる会社というのは実はそれと同じくらいの必要性を感じ
その安定と確保のための労力を「人」=「社員」の部分に向けています。
人事に関する部分の取組みで会社に必要と感じるものがあれば、
一気にではなく、できるところが順番に手を打っていくこと。。
このスタンスが伸びる会社のポイントじゃないかなと感じています。
人事部門の業務の本来的な目的は、継続的な業績向上を図るために
必要と思われる「人」の活かし方を考え、そのための仕組みや制度を
作っていくことだと思います。
今後の成長を楽しみにしながら、精一杯支援できるよう
これからも頑張っていきたいと思います。