師走に入りましたが、年内で仕上げるものが
まだまだ残っており、慌しくなってきました。
最近は、もっぱら景気や雇用不安に関する暗い報道ばかりが
目立ちますが、資本主義社会に生きるわれわれにとってみれば、
こればかりは、まさに宿命・不可避な現象です。
しかし、こうした状況だからこそ明確なビジョンと
リーダーシップを発揮してできることがあると思います。
こういう時期は、ともすればコスト削減だけを目的にした
経営判断に傾倒しがちですが、敢えて攻めの姿勢を
維持したいものです。
これからの時代、「人を活かす企業」だけが生き残る
そんな風に言われて久しいですが、今のような状況こそ
そうしたパラダイムの真価が問われるときだと思います。
企業の大小を問わず、人材を「人財」として考えられる企業は、
苦難のときこそ、未来につなげる大きな戦果を出しています。
「現在」という時間軸だけで企業価値を図るのではなく、
「未来の価値」を見据えられることこそが、本当の強い企業だと思います。