実業と虚業

カテゴリー: ブログ

2009年8月18日


お盆も終わり、今週から再び業務全開。

年末までぶっ通しで頑張ります。。

昨日ニュースで元リーマン社員が現況を伝えていました。

リーマンショックからもうすぐ1年。

この1年、世界は混沌とし、翻弄され、大いに疲弊しました。

今もまだその後遺症は続いています。

そのリーマン破綻のきっかけとなったサブプライム問題は

今や諸悪の根源とされています。

しかし、この問題を考えるときにいつも思い出す言葉があります。

世界のどんなに悪い事例とされていることであっても、

それが始められたそもそものきっかけは立派なものであった。

ユリウス・カエサルの遺したこの言葉は人間世界の真実を突いています。

つまり、「低所得者」であっても住宅ローンを組めるという「善意」が

そもそもはあったという事実は忘れることはできません。

そもそもは、人のためになるシステムが、時間の経過とともに

外部環境が変化し、その変化に上手く適合できないままに過ぎれば

結果的に、そのシステムは人を不幸にしてしまう。

問題は、一度構築された仕組みのチェック機能あり

それを運用する人間の「業」の部分にあるということです。

マネーゲームは、虚業だという意見や論調もあります。

汗水たらして、世の中に貢献するモノやサービスを提供する商売は実業

汗水たらさず、楽して金儲けするマネーゲームや商売は虚業

自分はどちらも違うように感じます。

実業・虚業なんていう考え方や言葉はナンセンスであって

結局のところ、その仕事が社会に必要とされるか否かだけ。

たくさんの人に必要とされれば残るし、そうでなければ消えていく。

ただそれだけですね。実にシンプル。

国営企業でもない限り、この原理原則で考えていくことが

しっくりくる感じがします。

時期的に・・なんだかお堅いネタが続きそうです。。