ユリウス・カエサルにみるリーダーの条件

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2009年1月24日


今さらながらですが、今週はオバマ大統領の就任式がありましたね。

これで、アメリカは民主党による新体制に移りました。

アメリカが国際社会で再びリーダーシップを発揮できるか、

困難が多い「今という時代」を再生できるか・・まさに全世界が

注目した就任演説でした。

巷では、オバマさんの演説集などがかなり売れているらしく

改めて、言葉のもつ意味と重要さが注目されています。

僕は、オバマ大統領のこれまでの演説や就任プロセスを

見ながら、ふとイタリアの学校の教科書の話を思い出しました。

イタリアの学校の教科書では、指導者に求められる5つの

資質について、次のように取り上げています。

「指導者に求められる資質は次の5つである」

 

①知性 ②説得力 ③肉体上の耐久力

④自己制御の能力 ⑤持続する意志


「カエサルだけが、このすべてをもっていた」と。。



僕自身、歴史やローマ時代の話が好きなので

これまでもたくさんの歴史の本を読んできました。

その中で、歴史上最も優れたリーダーは誰かと問われれば

いつも真っ先に思い浮かぶのがこのユリウス・カエサルです。

ガリア戦記をはじめ、カエサルに関する伝説やエピソードを

目にするたびに、この人はほんとすごいなぁ・・・・

と、2000年の時を超えて感嘆させられます。

自分の軍団の部下は常にボスについていきます状態にさせて・・

敵さえも味方に引き入れることなんて朝飯前だったカエサルは、

まさに説得力=コミュニケーションの達人でした。

オバマ大統領の演説は、非常に説得力があると言われていますので

リーダーに必要な資質のうち、説得力は及第点かもしれませんね。

今後は、これ以外の資質にも注目していきたいですね。

カエサルと残りの4つの資質については、また次回お話します。。