‘社会保険労務士’ タグのついている投稿

師走に思う

カテゴリー: つれづれ

2010年12月16日


今年もすでに12月。
気づいたらすでに師走です。

年末になると毎年こんなことを書いてますが、
過ぎゆく時間の速さに驚いてます。

振り返るにはまだ早いですが、今年もいろんなことがありました。

社労士をやっていて、年を追うごとに思うのが企業における
人事・労務の重要性が加速度的に増しているということです。

重要であるということは、会社を経営していく上でのリスク要因でもあり、
成長要因でもあることです。

長時間労働、過労死、過労自殺、内定取消、不払い残業、不当解雇、雇止め、問題社員etc・・・
これらはすべて労務管理の分野です。

安易にとらえて、誤った対応をしてしまうことで後々大問題に
発展してしまうケースが多々あります。

一方、限られた人材をいかに有効活用し生産性を高めるか、
優秀な人材をいかに獲得するか、これらは人事の課題です。

ヒト・モノ・カネ・情報といった経営資源の中で
ヒトの扱いを間違ってしまうと取り返しのつかないことにもなります。

ある意味理不尽で、時代遅れ感のある労働法の不条理なまでの
制約を受けながらも頑張っている経営者はたくさんいます。

そんな経営者を支援する身として、ヒトの部分でだけは
つまづいて欲しくないなといつも思いながら仕事しています。
今年は、そんな思いを強く感じた1年でした。

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インシデント・プロセス

カテゴリー: 人事

2010年8月10日


4年に1度のワールドカップが終わってから
若干燃え尽き気味だったせいか、久しぶりのブログ更新です。

先週は宝塚まで1泊2日の研修に参加してきました。
テーマは「インシデント・プロセス」という問題解決手法。

東京・名古屋・大阪から集まった同年代の社労士やコンサルタントに
刺激をもらいながら、朝から晩まで頭フル回転の濃い研修でした。

 

宝塚の研修施設から眺めた裏六甲です。

2010080319050000

 

 

 

 

 

 

 

問題解決に必要な意思決定=決心をいかに最適なものに導くか、
難しい半面、実務的に大いに勉強になる研修でした。

最適な意思決定には、やはり情報の「質と量」がものをいう
ということを改めて痛感しました。

8月・9月・10月は、セミナーや勉強会でたくさん話す機会もあるので、
今回勉強したことも参考にしたいと思います。

それにしても、関西(特に大阪)に行くたびにエスカレーターでの
並ぶ側を間違えて後ろから「スンマセン・・・」って言われてしまいます。

あれって、本当に不思議な光景です。。

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「社労士開業体験本音トーク」に参加します!

カテゴリー: つれづれ

2010年6月17日


ワールドカップが始まってからあっという間に
1週間が過ぎようとしています。

昨日は、優勝候補のスペインがスイスに敗れるという
番狂わせがありましたが、これがW杯の怖さです。。

優勝候補といわれようが、90分間で何が起きるか
やってみるまでわからないのがサッカーの面白さです。。

なので、明後日のオランダ戦も大いに楽しみです。

さて、そんな中、1つお知らせがあります。

7月と8月に私が開業前お世話になった社労士事務所の先輩が
企画する「若手社労士!開業体験本音トーク」に参加します。

私自身、今年の3月で開業4年目に入りましたが、
社労士としてなんとかやってこれています。

開業から4年間、実際に何をやってきたのか、
できる限り真実をお伝えできればと思っております。

社労士での独立を考えている方、または独立を迷われている方で
社労士の本音トークにご興味のある方は、ぜひ参加してみて下さい↓
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今年もやります!社労士のための「開業体験ホンネトーク」

社労士として開業を迷われている方、開業間もない方に
開業数年目の若手社労士が開業体験談をホンネでお話します。

今年で6回目となるこの無料イベント。
毎年100名以上の参加があり、参加者アンケート
でも95%以上の方が「内容に満足した」という、人気イベントです。

今年は、東京、大阪、の2箇所で開催します!

・開業前に思っていたことと現実とのギャップは?
・準備していたお金と期間と知識は?
・何がきっかけで、うまく営業が回りだしたのか?
・開業してから、本当に苦労したことは?
・ズバリ!開業してからの売上は?

などなど、他では、絶対に聞けないような
生の話を熱く語ります。
(事務所の売上額や顧問料も言っちゃうことも・・)

決してすべてがサクセスストーリーではありません。
今、苦労していることも、心がおれそうになったことも
正直に話します。

ただ、社労士のすばらしさ、楽しさ
そして、今の時代に必要とされているという思いを
パネラー全員が熱く語りたいと思います。

社労士のことが肌感覚でビシビシ伝わる無料イベントです。
ぜひご参加ください。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃開┃業┃体┃験┃ホ┃ン┃ネ┃ト┃ー┃ク┃
┃━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 すべて参加費無料!事前予約実施中
 (セミナー後の交流会にご参加の方は4,000円程度になります)

 ● 東京開催
 1回目 7月21日(水)17:15~19:00
     ホテルサンルート有明
    (国際展示場駅 TOC 5分 指定講習会場より徒歩3分)
  
 2回目 8月18日(水)17:15~19:00   
       ホテルサンルート有明
    (国際展示場駅 TOC 5分 指定講習会場より徒歩3分)   
 ● 大阪開催
     8月4日(水)17:30~19:00
     大阪弥生会館
    (阪急梅田駅 JR大阪駅より5分 )

 ↓お申し込み、詳しくはこちら↓
 
  http://www.jinji-roumu.com/semi_msp.html#honne_talk

  もしくは「体感人事」と検索してください。
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変形労働時間制認められず

カテゴリー: 人事トピックス

2010年4月8日


今日は、寒い。。

この時期は寒暖の差が激しいとはいえ、
吐く息が真っ白なのにはビビりました。

またしてもというか、残業代訴訟で会社が敗訴したようです。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
変形労働時間制を理由に残業代を払わないのは不当だとして、
外食チェーン「洋麺(めん)屋五右衛門」の元アルバイトの男性(28)が、
店を運営する日本レストランシステム(本社・東京)に2006年3月~
08年2月の未払い残業代など計約21万円の支払いを求めた訴訟の
判決が7日、東京地裁であり、藤井聖悟裁判官は同社に約12万3千円の支払いを命じた。

判決によると、同社は一定期間の労働時間が平均週40時間以内であれば、
特定の日に8時間を超えて働かせることなどができる変形労働時間制を
アルバイトに採用した。しかし、期間中のすべての労働日や労働時間を
事前に決めないなど、労働基準法が定めた変形労働時間制の要件を守らず
無効であると指摘。1日8時間を超える時間外労働については、割り増し
残業代の支払いが必要だと判断した。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
以上、asahi.comより

 

強行法規である労基法の要件を満たせていない変形労働時間が
無効とされるのは、ある意味当然です。

 

が、それよりも恐いのが、約6,000人のアルバイトが同様の状態にある
という原告代理人の指摘です。

 

今回は労働者1人の提訴だから120,000円程度で済んでいますが、
仮に6,000人のアルバイト全員に120,000円の残業代を支払うことになれば
その総額は、軽く7億円オーバー。

 

同様の訴訟を相次いで起こされた場合、企業にとっては
それこそ死活問題に発展します。

 

外食産業を含め、経営の存続そのものを流動的な労働力であるアルバイトに
頼らざるを得ない業界にとっては、今後ますます厳しい時代になりそうです。

なので、労働時間管理は、できる限り適当にやらないことが大事です。

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キャリアを急ぐ

カテゴリー: 未分類

2010年3月6日


先日訪問したある会社の社長がふと気になることを
口にしていました。

その社長が言うには、どうもここ最近の若い人は、
自分のキャリアを急いでいるように思えてならないということです。

キャリアを急ぐってどういうことですか?って聞いたら
自分が直接的にやりたいと思っていることや自分が
イメージしているキャリアの役に立つと思われることだけを
やりたがるというようなことを話していました。

この話を聞いて、う~んそうなのかと唸ってしまいました。

実は、以前に別の業種の会社の社長も同じようなことを
言っていたのを思い出したからです。

「最近の若い人」というフレーズはあまり使いたくないのですが
自分より一回り以上も違う世代ですから、自分らの世代とは
異なるパラダイムをもっていて当然だと思います。

キャリアを急ぐとは、言ってみれば仕事に対して直線的な
姿勢で向き合うという感じなのでしょうか。。

・自分のやりたいことに関係ないことはしたくない。

・これは自分の仕事じゃない。

・すぐに成果の出ない仕事に不安を感じる

 

その社長は、平成生まれはゆとり教育世代でもあるから
仕方ないのかな・・なんてこぼしていました。

そうした現象の主因をゆとり教育だけに帰依することは
理不尽ですが、従来の詰込み型教育から解放され、
のんびりじっくり自分のことを考えることができたゆとり世代の
特徴なのかもしれません。

ただ、こうした直線的な考え方は、時として視野を狭め
本当に仕事に必要な能力形成の機会そのものまでも
断ってしまう可能性があるように思えます。

キャリアや能力の蓄積ってそんな直線的かつ
急いでなんてできません。

目の前にあるやらなきゃいけない小さくて細かい
仕事がたくさんあって、そうしたことをコツコツと
やっていくうちに気づいたらできている。

その繰り返しが、自分のやりたいことやキャリアの
血となり肉となっていくもんです。

自分の夢やキャリアを実現するには、まずは自分に
与えられた義務を全うすることが一番大事。

こういうのって、伝えたり教えたりして頭で考えるような
ことじゃなく、仕事で感じるものなんじゃないかな。

社長の話を聞いてて、そんなことが頭をよぎりました。

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今年の抱負

カテゴリー: 未分類

2010年1月13日


明けましておめでとうございます。

新年最初のブログ更新・・遅くなってしまいましたが
今年も宜しくお願いします。

さて、2010年もすでにスタートしておりますが
今年の2月で自分も開業して4年目に突入します。

思い返してみると独立してからの3年間は
ただただ目の前のことに奔走するばかりでした。

逆に奔走できるだけやることがあったということで
それはそれで大変有り難いことです。

が、今年は社労士事務所の運営という見地からも
より一層、組織的に活動していきたいと思います。

その一環として、昨年末には、新しいスタッフが入りました。

社労士としての実務は、まだまだこれからですが
何よりも事務所の未来を作っていく仲間として
一緒に新しいことに挑戦していきたいと思っています。

そんなこんなで、今年は、組織力を意識しながら
「顧客の創造と維持」を図っていきたいと思います。

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